2009年10月25日日曜日

私の患者

 ある夜のこと。コーヒーを飲んでいると、知らない男の子が宝くじを買ってくれないかと行って来た。くしゃくしゃになった帽子で、すっかり汚れている小さな顔を隠しているのを見ると、悲しくなって、2枚トルを買ってやった。おつりの金がないと思って、20万ドン札を渡すのをためらっていると、男の子が「向こうへ両替に行かせて」と言った。小さな姿が町の電灯の光に消えてしまった。
 家に帰って、同居している友達に男の子に会った話をして、お人好しだと言われた。もうすぐ40歳になるのに、こんな男の子にだまされたことには自分でも情けない。顔トルどころか、左手に傷跡が残っていることしか覚えていなかった。
 次の日、昨日のことを妬んだまま、病院へ仕事に行った。心の中で「今度からもう誰も信じないようにしようと自分で自分に言い聞かせた。私は普段どおりに、患者に注射をした。9番の病床の頭に大きな絆創膏を張った小さな男の子が壁に寄りかかっている。仕事の習慣のせいか、私は患者と話しながら薬を用意した。
「なぜ事故に遭ったんだい?」
「夕べ、お客さんにお釣りを返しに行っている途中で、。。。」
注射器をあげて、男の子を見てみると、左手に長い傷跡があることに気付いた。。。

3 件のコメント:

  1. その男の子はかわいそうですね。良い人なのに. . .

    返信削除
  2. 内容が理解できましたが、もうちょっと文章を増やすともっと分かりやすくなると思います。こういう話がとても好きなので、中途半端に書かないでほしいでう。
    話、ありがとうございますね。

    返信削除
  3. とても面白い話ですが、 途中で終わってしまったのが残念ですね。

    返信削除