カザフスタン・日本人材開発センター
アイダラリエヴァ・アセリ
どんな科目に対してもいい先生はきちんとした教授法を持つのは当たり前のことだが、それだけでは足りない。いい先生は自分の指導している科目について、深い知識を持たなければいけないである。日本語の場合も同じである。
自分が日本語の能力が不充分にもかかわらず、教師にの仕事をしたら、その学習者が本当にかわいそうに感じる。
私は日本で6ヶ月間の長期研修を受けることになって、大変うれしく思ったのは、日本語のいい教授法を身に付けられることはもちろん、日本語の能力も伸ばすことができるいいチャンスになるということである。
私は今日まで初級レベルだけでは教えてきた。特に最近指導したのは10歳~16歳までの高校生のクラスである。
中高生コースで教えるときに色々な教授技能が必要である。教師が活発で、積極的ではないと中高生たちがすぐ飽きてしまうのである。したがって私は、教え方の面白い、学生たちのやる気を出させるような教師になりたい。初級レベルだけではなくこれから中級レベルにも教えたいと思う。
教えていて特に困っているのは以下の点である。
新しいテーマや文型の導入のとき、学習者がわからないとつい母語で説明してしまう点である。私はネイティブスピーカーのような授業が指導できるようになりたい。そうすると授業はもっと面白くて、学習者の動機が上がると思う。
言葉を覚えさせるいい方法がわからないのはもうひとつの点である。授業のとき、絵カードや実物を使って、何回も繰り返させたりするが、あまり効果的ではないようだ。外国語で話せるようになるには、文法的に正確な言葉を話すのは大切だが、豊かな語彙を持つのもとても大事である。
日本語には類義語がたくさんある。しかし、母語に訳すとひとつしかの意味がない。そのような言葉の違いを説明するときに困る。原因は自分でもわからないからである。類義語の使い分けが自分でよく理解してから、学習者に説明できるようになりたい。高い口頭表現能力を持ち、尊敬語と謙譲語できれいに話せるようになりたい。
発音のこと、なるべくネイティブスピーカーのような発音にしたい。というのも学習者は教師の発音を真似にして、日本語を覚えるのだからである。
そして大切なことは、作文を書けるようになりたいということである。教師であって自分が作文を書くことができないと、学生にも作文を書かせても無理だと思う。
日本語国際センターに世界の様々な国から研修参加者が来る。そのチャンスを生かして、その人達の国の日本語教育や教授法を学んで、参考にしたい。
この6ヶ月の研修で、日本語のいい教授法を学びながら、これらのことを身につけたいと思っている。学生の意欲を持たせて、動機付けさせるのは教師の使命である。私は帰国してから、学習者一人ひとり大切にしながら、得た知識を教えていきたい。
カザフスタンにおける日本語学習者の数を増やすことに力を入れて日本語教育の発達に協力していきたい。
学習者1人1人を大切にしたいというアセリさんの教師としての信念はすばらしいと思います。
返信削除日本語教育も教育ですから、日本のことや日本語を学ぶことで人の成長を促すことが大事ですね。
絵カードや実物は効果がないと書いてありますが、目的によって効果があると思います。どうですか。