2009年11月25日水曜日

買い物のするときのコンプレックスがなくなった

  世界で最も商売の上手な民族はどの民族だ思うかと聞かれたら、皆さんはどうこたえるだろう。実は、私は今まで、トルコ人が一番上手だと考えていた。キルギスの首都ビシュケクでトルコ人がやっている店がたくさんある。買うつもりがなくても、ウィンドーショッピングのつもりでトルコ人がやっているブティックに入ると気がつかないうちについ、買い物してしまっているということがよくある。どうしてだろうか。もちろん、無理やり買い物させるということではないが、お客さんが実際に買いたいと思う確率は低くても、その店員は口がうまくて、商品を売るために、一生懸命頑張る姿を見せる。それぐらいがんばった店員を見て、買わなければならないと思って買ってしまうかもしれない。
これはキルギスにいるトルコ人の商売のやり方である。キルギス人のいわゆる「サービス営業」を営んでいる人の客に対する感覚は日本人の感覚と異なっている。日本人の考え方では、客のおかげで自分たちの店や商売が成り立っていると考える。一方、キルギス人の営業者は、私の店があるおかげで客は買い物ができて生活ができるという自尊心の高い考え方をしている。そのような店にウィンドーショッピングのつもりで入ったら、買い物しそうではないことがわかると、店員に迷惑がられているように感じられる。ある店には「無買(むばい)の試着が20ソム」(ソムはキルギスの通貨)と書いてある。その看板からもうすでに買い物する意欲を失ってしまう。「もし似合ったら買うかも知れない」の場合は、その20ソムを犠牲にするリスクを犯(おか)すことになる。 気に入った服があったら、試着はもちろんできないが、その服の色が似合うか確かめるつもりで、体に合わせてみる。しかし、元に戻したそばから、無愛想の店員がその服を一生懸命きれいにし始める。それは、早く店を出ろというサインである。
これはいつも私が買い物に行ったときのストレスの原因である。買い物をしない客に少しでも気を配ったら、客は店員に親しみや温かさを感じ、その日ではなくても、別の日にきっと買い物をするはずだと私は考えている。
日本に来て、何度も「迷惑をかけに」デパートや店に入ってみましたが、どこの店に入っても、買うか買わないかを調べることもなく、歓迎してくれる店員。我が国とは違うスタイルの服を試着してみたり、気に入った服を手に取って、色が似合うか体にあわせてみたりしても何のストレスもない。さらに店を出るとき「ご試着お疲れ様でした」と言われて、以前のコンプレックスがなくなったように感じた。また日本のある回転寿司屋では食べ終わったらゲームがある。皿を入れるところがあって、5枚入れて運がよかったら、おもちゃがもらえるというゲームだった。ゲームが楽しめながら、後方付けをしてしまったことに後で気がついた。(ずるいとは思わないか)おもちゃはもらえなかったが、ゲームが楽しい上に、「10枚のお皿のお寿司を食べていただいたので、今度は300円の割引になりました」といいながら浮かべた店の人の笑顔がまた行きたいという気持ちにさせた。
こうして、日本の客に対する感覚がキルギス人とは異なっていることを発見して、商売にかけては日本人の右に出る民族はないと思った。我が国では買い物するときにコンプレックスを感じている人は私だけではない。いつになったら、サービスが一般になる国になるだろうかと考えている人もいると思う。あのエラそうな店主に今とは異なる商売技術を見につけてほしいと強く言いたい。

8 件のコメント:

  1.  日本ほどサービスがいい外国はあまりないでしょう。
     やはり日本で買い物すると、快適だと思います。
     ジルさん!
     その点を見つけて、文章にするのはいいですね。
     私は大賛成です。

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  2. 「こうして、日本人のお客様に対しての感覚が絶対キルギス人とは違ったことを発見して、商売にかけては日本人の右に出る民族はいないと思った」と言う文が気に入った。ジルさんが書いた作文を読んで、関心したのは文の構成と語彙がちゃんと書けるようになったこと。「無愛想」、「無買」,カタカナの言葉もジルの作文のよい点だと思う。ありがとう。

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  3. ジカさん、面白い話を読ませてもらってありがとう。

    残念ながら、ロシアにもお客さんに感謝するより、お客さんに感謝してもらいたいという気持ちが普通です。それは店だけでなく、日常の人間関係まで及んでいる現象だと言えます。

    ジカさんは作文の構成をよく考えておいたようですね。読みやすくて、いろいろ考えさせる作文ができたと思います。

    あ、ジカさん、漢字の使い分けに注意してくださいね ^_~

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  4. ジルさん、
    本当にとてもいい作文だと思います。作文の流れはとても上手です。一度も、「これはどういう意味かな」と思わず、全部読んでしまいました。しかし、一つだけ、アドバイスがあります。結論の部分をもう少し詳しく書いたら、どうですか。そこは、何かが足りないように感じました。

    ところで、テーマは本当に気に入りました。読み手によって、とても面白いと思います。ありがとうございます。

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  5. とても上手に作文が書けました。いろいろな情報が入っていますね。日本は素晴らしい商売とサービスをやるのが大賛成です。店員がお客様に対して心をこもって、丁寧な話し方、笑顔などをしてくれるのが、確かに右に出る民族がいないと思います。国の場合でも、民族が様々なので、民族によって商売での態度が違います。
    ジルさんの比較的な情報を読んで、本当に面白いと思います。ジルさんの作文から新しい語彙、いい文章の書き方が学べました。ありがとうございました。

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  6. ジルディスさん興味深い作文でした。ジルさんの意見と賛成しています。日本のサービスというのは本当にすばらしいと思います。
    作文の内容は良く伝わりました。ちょっと、うまくつながっていないなと思ったところがありました。例えば、日本のデパートの例やすし屋さんの例では、接続詞を入れて、「第一例」とか「次に」などを書いたらどうでしょうか。

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  7. ジルさん、
    私にとって興味深いトピックです。女性の私達にとって「買い物=ストレス解消」だから、楽しく買い物したいですね。(笑)
    無売試着には罰金みたいなものがあれば、私も絶対にその店に入らないと思います。だって、一生懸命に働いたお金で服を買うから、自分に最も似合っている服を買わないと…そのため何枚か試着しないと満足できないでしょう。商売の人は利益ばかりではなく、お客さんの気持ちもきちんと考えてほしいですね。じゃ、日本にいる間色々なところで楽しく買い物しましょうね。(^-^)

    ところで、今回の作品は上手に書けたと思います。最初の段落から読み手に質問を与えたので、「読む」だけではなく「質問の答えを考えながら読む」という活動が自然にできたので、文章の最後まで読んだのは少しも飽きなかった。素晴らしい!

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  8.  ジルさん、
     面白い作文、ありがとうございます!
     作文の流れが上手に書けたと思います。
     特に、注意を引いたのは「一方、キルギス人の営業者は、私の店があるおかげで客は買い物ができて生活ができるという自尊心の高い考え方をしている。」という所です。「なるほど」と理解しながら、最後まで読んでしました。
     それはトルコ人の考え方しかないと思ったが、ポリーナさんのコメントを読んでから、ロシアのことも分かってきました。
     やはり、皆さんの作文と皆さんのコメントを読むのは役に立ちますね。ミハラ先生、ありがとうございました!!!
     
      

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